高齢者住宅
2023.12.20
効果的なターゲット選定のために重要なポイントとは
ターゲット選定は企業や組織にとって重要な要素となります。
特に、新しく事業を立ち上げる場合は根拠に基づいたターゲット選定が必要になります。
今回はターゲットを選ぶべき理由と、それに必要な市場調査についてご紹介します。
ターゲット選定はなぜ必要か
そもそも何故、ターゲットを絞るべきなのでしょうか。下記理由が挙げられます。
- リソースの最適化
- 競争力の向上
- マーケティング戦略の明確化
それぞれ解説いたします。
リソースの最適化
特定のターゲットに焦点を絞ることで、広範な市場全体にリソースを分散させる必要がなくなり、
限られたリソースを最も効果的に活用することができます。
競争力の向上
ターゲット選定により、競合他社との差別化を図ることができます。
特定のターゲットに合わせた製品やサービスを提供することで、
顧客のニーズにより適切に応えることができます。
マーケティング戦略の明確化
ターゲット選定は、マーケティング戦略を明確にするために特に重要です。
特定のターゲットに向けたメッセージやプロモーションを開発することで、より効果的な宣伝が可能になります。
以上の理由から、ターゲット選定は企業や組織にとって重要な要素だとわかります。
ターゲットを絞るために
では、ターゲットを絞ろう!と思っても何を元に?と迷いますよね。
根拠に基づきターゲットを選ぶために、市場・競合を分析する必要があります。
例えば、我々がご支援している高齢者向け住宅を核に地域連携を図り、
地域包括ケアシステムの構築を目指す新規事業のターゲットを絞る際には
そのエリアにおいて、下記のような市場と競合の調査を行います。
市場の分析
地域における人口構成推移、高齢者の世帯の状況、所得の状況、住まいの状況、
介護保険者状況、介護保険サービス利用状況など
理由としては、高齢者の方は医療度や要介護度が人によって異なるため、
入居者一人ひとりに合わせたケアをどの範囲で提供するのかを考慮する必要があります。
また、入居者の支払い能力も考慮する必要があります。介護保険や自己負担など、
支払方法や費用の範囲を明確にし、それに合わせたターゲットを選定することが重要です。
その地域を池に例えたとして、どんな種類の魚がどれほど泳いでいるのか、
どのような釣り人がどれほどいるのか調査します。
競合の分析
競合の数、定員、形態、価格設定、点在エリアなど
競合の多い地区は、競合先の入居状況や地域の評判、事業の差別化状況等の調査・分析・対策が必要です。
また、金額設定の近い競合が多い場合は、緻密な営業戦略に基づいた開設前後の継続的な営業活動が必要となります。
これらの要素を考慮しながらターゲットを選定することで、より効果的な事業展開をすることができます。
コンサルタントを活用するメリット
市場調査からのターゲット選定は、時間とリソースを要する作業です。
大事なことだと分かっていても、なかなか時間が取れない方もいらっしゃると思います。
コンサルタントに依頼することで、自社のリソースを節約することができます。
CBリサーチでは、市場調査や競合分析をした上で、データや分析結果に基づいてお客様にとって最適なターゲットを特定します。
地域での存在意義と収益性を兼ね備えた事業計画をはじめ、事業立ち上げの諸業務から、その後のフォローアップまで対応いたします。
気になる方は是非お気軽にご相談くださいませ。
大学卒業後、株式会社CBホールディングスへ入社。 介護施設や個人宅への服薬指導実績を増やすための、地域連携支援や、WEBサイトやパンフレット制作等の、広報物制作支援に従事。 現在は株式会社CBリサーチにて全国のお客様と共に、新規事業の実現に向けて邁進中。