地域包括ケアシステムを見据えた新たな挑戦
地域包括ケアシステム実現を目指し、薬局が高齢者向け住宅をオープン!地域との連携強化に向けた新たな挑戦
2022.11.22
株式会社ファンメディカル
常務取締役
脇田 直樹 様
カテゴリー | 高齢者住宅 |
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業種 | 薬局 |
エリア | 大分県 |
運営店舗数 | 24店舗 |
大分県を中心に調剤薬局を24店舗展開している株式会社ファンメディカルは、2021年7月、大分市に高齢者向け住宅「上野の家」をオープンしました。調剤薬局事業を本業としているなか、どうして新規事業に舵を切ったのか。新規事業にかける想いやその過程での苦労、オープン後の様子などについて、株式会社ファンメディカル常務取締役 脇田 直樹 様(写真左)、株式会社ファンライフケア 渡邉 実樹 様(写真右)に、幅広くお話を伺いました。
課題
- 国から在宅業務が求められる中、各薬局店舗の人材の配置が難しく施設からの在宅獲得も厳しい
- 今後、調剤報酬が下がることを聞いたことで、薬局以外の収益確保を早急に検討する必要がある
導入の
決め手
決め手
- 自社で介護事業を持つことで調剤薬局事業とシナジー効果を見込める
- 高齢者向け住宅を立ち上げることにより、在宅業務を始めやすいというメリットを感じたため
導入後
- ケアマネジャーやソーシャルワーカー等の横の関係性が構築できてやりがいが生まれたこと
- 地域包括ケアシステムを考えた時に「医療」「介護」の両面から患者さんへのアプローチを考える必要があると気づいた
CBグループの印象について教えてください
CBグループは以前より遠い存在ではなく、とても近い存在でした。新卒採用の件でもインターンシップやセミナーを一緒に企画したり、M&Aの件でもお付き合いさせていただいています。この介護を含めた高齢者向け住宅事業も、当初は先がない事業かなと想像していましたが、コンサルタントの方の話を聞いて、大いに納得できましたし、安心して一緒に伴走できる、と感じました。
今では、当社にとってCBグループは、なくてはならない存在になってきています。
担当コンサルタントからのコメント
田中 隆暁
調剤薬局を中心とした事業法人から、地域包括ケア推進の事業法人へ
オープン当初は、高齢者住宅の存在を認知して頂くのに苦労しましたが、営業努力を重ね、入居に繋がり、今では医療機関や事業所との連携が進み、かなり認知されてきています。
とても印象的なのは、他機関も含めた医師、MSW、CM、看護師や介護職員同士が患者さん利用者さんのケアをどうすべきかを対等に話が出来ていることです。これは当たり前のようで、そうではない事が多くあります。
今まで調剤薬局事業を中心に展開されてこられましたが、医師から処方された内容でお薬を提供していた頃とはと大きく違う点かと思います。その環境を作れていることが、地域包括ケアを推進できていることかと思います。